正月気分もすっかりなくなった１月１２日の午後、冬晴れながらもニューヨークらしいキリッと身が引き締まる寒さの中、ロングアイランドシティアートツアーを開催しました。

最初に、ロングアイランドシティに活動の拠点とし、近年はアジア、アメリカ各地で様々なプロジェクトを行う安部典子さんのスタジオ訪問。展覧会開催中で、スタジオに作品が無いと謙遜する安部さんでしたが、それでも制作中の作品から様々な興味深い話しを聞かせてくれました。中でも、教科書を使うプロジェクトの話においては、多くの参加者から質問が飛び交い、非常に盛り上がりました。

次に、訪れたのはロングアイランドシティのアートの中心地、MOMA
PS1。この日は、この会場の全体を使いブルース・ナウマンの「ディスアピアリング・アクト」（２月２５日まで）開催中でした。楽しさ、面白さだけでなく、人々に色々な感覚を与えるナウマンの作品ですので参加者の反応は様々でしたが、充実した展示は見応えがあったと思います。

最後はPS１の裏にあるBeer Hallにて、Long Island Cityのクラフトビアーを楽しみながら、この日の ツアーを締めくくりました。
（文：小林健）