Seminars

2013年度第1回セミナー:ブッシュウィック・オープンスタジオ・ツアー

日時:2013年 6月2日 午後12時〜6時半
講師:小林健氏
場所:ブルックリン・ブッシュウィック
NYクラブ参加者:越光桂子、永野みき、安部よしえ、早川朋子、安井雪絵、山口景子(新会員) ゲスト:高武京子 (順不同、敬称略)

 
Shingo FrancisさんとMeguru Yamaguchiさんのスタジオを訪問。色々な質問に気さくに答えてくれました。

急に暑くなった6月の最初の日曜日、今年始めて、ツアーとしては2回目となる、ブッシュウイック・オープンスタジオ・ツアーを行い
ました。参加者は7名。前回のローワーイーストサイドツアーよりも多くの方々に集まって頂きました。
一口に“ブッシュウィック”といっても、実際にはかなり広い地域を指し、またこのイベントには周辺地域、たとえばブッシュウィックの
西に位置するウイリアムズバーグ地域のアーティストスタジオなども参加しており、半日で周ることは不可能です。そこで、もっとも大きな
アーティストスタジオがある、L線のMorgan Ave 駅、Jefferson Ave駅周辺にある、複数以上のアーティストの作品を見ることのできる、
プロジェクトスペース、ギャラリーを中心に見て周ることにしました。
まず、Morgan Ave 駅から、北東にかけての地域を徘徊。Rock St. のストリートプロジェクト、Storefront Gallery、English Kills Gallery
などを見て周りました。その後、Morgan Ave 駅近くまで戻り、この地域の中心となっている、56 Bogart Building へ。ここには、10近く
のプロジェクトスペース(ギャラリー)、100以上ものアーティストスタジオがあり、相当な見応えがあります。筆者もよく、友人の
レセプション等で訪れるのですが、さすがに今回はこのイベントに向け、どのスペースも力を入れていることが窺がえました。
その後、Jefferson Ave駅周辺まで移動し、オープンしたばかりのようなおしゃれなカフェで暫し休憩。30度を越える暑さの中、ここの
居心地は最高でした。
疲れを癒し、さらに目的地へ。向かったのは、ブッシュウイック最大の規模を誇る、17-17 Troutman Buildingへ。ここにはプロジェクト
スペースは3つほどしかありませんが、前述の56 Bogart Buildingの数倍の敷地面積があり、恐らく倍以上のアーティストがここを拠点に
していると思われます。
まず、このBuilding の3階テラスから、ニューヨークすばらしい眺めを一望した後、このビル内にあり、ブッシュウイック地域でも中心的
なプロジェクトスペース、Parallel Art Spaceへ。このスペースをオーガナイズするアーティストRob de Oudeさんが温かく迎えてくれ、
同スペースで開催中の展覧会のキュレーター、Julie Torresさんを紹介して頂きました。
その後、同ビル内のHabor、Regina Rexといったプロジェクトスペースや、様々なアーティストスタジオを徘徊したところで、皆疲れ果て、
予定を2時間ばかり早めて終了することになりました。(実はこの後、要所が6箇所ほどありました。)
たっぷりと汗をかいた後はやはりビールということで、ブッシュウイックの名所、Roberto’s Pizzaへ。終了時間を早めたことが幸い
してか、通常は1時間待ちも当たり前のこの店で、難なく良席をゲット。この店の軽い生地の絶品ピザと、おいしい地ビールに舌鼓を打ち
ました。
好評(?)のアートツアー第3弾は、10月にゴワナス・オープンスタジオ・ツアーを予定しております。乞うご期待!

セミナーコミッティ 小林 


炎天下のブッシュウィック、エネルギーが溢れていました。600余あるスタジオの中から選んでいただいた所を回っただけでも足が棒になりました。案内をしてくださった小林健さんに感謝です。写真は順不動です。それにしても最後のビールとピッザ、美味しかったですね。今回参加出来なかったメンバーも次回はみんなで行きましょう。