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2012年度第1回セミナー:ローワーイーストサイドギャラリーツアー

日時:2012年 4月15日 午後2時半〜5時半
講師:小林健氏
場所:マンハッタン・ローワーイーストサイド
NYクラブ参加者:池添彰、越光桂子、松尾明子、永野みき、桟敷一寿美(順不同、敬称略)

 

春らしい気持ちのよい天気の下、多摩美NYクラブセミナーの一環として、初めてとなるニューヨークギャラリーツアーを行いました。

参加者は6名。初めての企画としては、多くの意欲的な方々に集まって頂きました。今回ツアーしたのは、ローワーイーストサイド。ニューヨ ークでも新興のアートディストりクトと言える場所です。

この地域のシンボルとなっているニューミュージアムに集合し、ニューミュージアム付近にあるLehmann Maupin Gallery、Sperone Westwater Galleryといった大手ギャラリーから、ツアーは始まりました。

南に行けばいくほど、ギャラリーは新しく、ギャラリストも親切に対応してくれるという印象が残りました。参加者からは、上記の二つ以外には、Dodge Gallery、Woodward Galleryなどのいい評価を聞きました。どちらも、この地域では北部に位置し、新しいウッドフロアーの大きなスペースを持つギャラリーです。

最終的に、スタート場所からチャイナタウンにかけて6ブロック以上南に渡る地域を、約2時間で、(目標の30には遠く及びませんでしたが)15カ所以上のギャラリーを訪れることができました。

ツアーの後には、14丁目にある"KAMBI"で、ビールと餃子、ラーメンで臨時親睦会も行いました。

今後もこのツアーは定期的に行って行きたいと考えております。ブルックリン、ウィリアムズバーグあたりが次の候補となります。今回のローワーイーストサイドも80以上のギャラリーが存在すると言われておりますので、2回目のツアーを行うのもいいかも しれません。いずれにせよ、そろそろ暑くなってきますので、臨時親睦会は"ビアガーデン"になることは間違いありません。

セミナーコミッティ 小林 


イーストビレッジにこんなに多くの新しい画廊が出来ているとは、思いも寄りませんでした。中には美術館を思わせる大きな空間もあり、ついこの間まで怖くて歩けなかった地域がアートの力でドンドン開発されています。ソーホーも35年まえに同じようにアーティストが住み出し、アートギャラリーが進出して来て開発が進み,地価が高騰してブッテックの町になり、今度はチェルシーにアーティストが移りました。今はそのチェルシーの画廊がイーストビレッジに移って来ています。アーティスト達は今度はどこを目指しているのか、、、。次回のギャラリーツアーが楽しみです。