Seminars

2010年 多摩美会セミナー

日時:2010年 3月25日 午後6時45分〜9時半
司会:小林 健
講師:皿井まゆみ
場所:NY Coo Gallery

参加者:小倉千恵、越光桂子、下次正一、曽根樹里、松窪英二、永野みき、上田優子、渡辺啓子
三村亨、紀子ヘラー、竹内しさの、飯田良一、小林愛 そのほか4名(順不同、敬称略)

 

3月25日、2010年度第1回、多摩美会セミナーを開催致しました。
今回の講師はLohin Geduld Galleryの所属 で、同ギャラリーを中心に、世界各地で作品を発表しているアーティスト皿井まゆみさんでした。
セミナーは、皿井さんの活動をよく知る下次会長の助力もあり、予定通り皿井さん自身による作品解説、セルフ プロモーション、ギャラリーとの関わり、グラント関係の話と、恙無く進みました。
最後の質疑応答コーナーにおいても、参加者の自己の経験や知識をふまえた上での質問が多く、非常に即効力のある、有意義な時間となりました。
私見としては、皿井さんの話はアーティストの観点で語られてはいましたが、ビジネス全般に共通する話も多く、そのような意味では多摩美会の中に多数いるファインアーティスト以外の方にも楽しめる内容であったかと思います。


NY Coo Gallery, IBERICA USAの三村社長から、アートをサポートする会社概要をまず拝聴しました。

続いて皿井まゆみさんが登場し、ご自分の作品を紹介しながら、アメリカに来てからどうやって画廊とコネクションを取り,ここ迄作品を作り続けて来たかなど具体的にお話を聞きました.
次に下次会長が質問する形式をとり、「グラントをどうやって取ったか?」などの「ファインアーティストの会員が聞きたい事」を積極的に説明してくれました.
セミナーコミッティの小林さん、設定、進行、司会、ご苦労様でした。

「耳より情報」
みなさんご存知かと思いますが、NYFAのウエブです。ここの情報は、アーティストに必要な情報を総合的に提供しています。私は皿井さんの話の一部を"専門家の裏付けによって、キャリアをデベロップできる”と解釈しましたが、NYFAの年数回行われているプログラムの中に美術館関係者、評論家など数名を呼び、出席したアーティストのポトフォリオを個別に見ながら話をするというものがあります。今年も1月頃に行われておりました。是非、積極的に利用し、記録に残して下さい。その他、Foundation Centerと同じく、無料の各種トレーニングプログラムも開催しています。(Foundation Centerの講義の方が、やや専門的な気がします。クラス選択は慎重に)
http://www.nyfa.org/default_mac.asp

Foundation Centerがアーティスト向けにグラントへの応募 について実施しているセミナーの案内
http://foundationcenter.org/newyork/training/indivny_arts.html

アーティスト 向けの健康保険を提供しているNPO http://www.ahirc.org/

セミナーコミッティー 小林健