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2006年 第3回多摩美NYクラブ理事会

第3回理事会議事録
日時:10月15日日曜日午後7時15分から8時迄(反省会終了後直ちに理事会を召集。)
会場:68 Jay Street, room 505 (下次氏のアトリエ)

出席者:理事8名 越光桂子、下次正一、中里斉、永野みき、増永隆三、松窪英二、六郎田美樹、渡辺啓子
    会員2名 久木田成樹、松尾昭子 / J会員1名 谷川摩理亜
欠席者:池上美和子、西川敏子、横田総代
ゲスト:Rich Cornett(サポート会員) あいうえお順、文中敬称略
*理事8名の出席で理事会が成立

1)2006年9月14日第2回理事会議事録の承認
議事録はイーメールで9月20日付けですべての会員、J会員におくってある。議事録を印刷したものを今回は
用意しなかったので、異義、質問などは今週中に中里会長迄連絡する事。
*この条件で決議をとった。賛成:8名、反対:なし。これによって第2回理事会議事録は承認された。

2)次回展について
下次ー3年間10月にHAFH展を行っているが、来年もし10月にまた行う場合は少なくとも7月には展覧会の
為の理事会を行う必要がある。そしてこの際他の理事会の時期も決めたほうが良い。
  理事会開催月ー1月(新年会も兼ねる)、4月、7月、10月か11月(展覧会終了後)
中里:いまから来年の10月に展覧会を行うことにすればJ会員も出品する予定がたつ。
  *決議案:来年の理事会開催月を1月、4月、7月、10月か11月に決める
      賛成ー7名、棄権ー1名 これによってこの案は決議された。
松窪:今回このような短期間で展覧会が実行出来たのはメンバ−全員がボランティアで色々な仕事を分担してくれたからである。
下次:J会員の参加に関して搬入、搬出、販売、換金、作品の返却等を今後どうしてゆくか検討が必要。
松窪:今回はサイズを30x70としたが、搬入、搬出はボランティアで個人のレベルで行われており、料金を
請求しにくい立場なども考慮して今回はJ会員の出品料を会員の出品料より高くした。
下次:会員の出品料がJ会員よりも安いのはボランティアをして展覧会を企画、実行、運営しているので当たり前だと思う。
渡辺:昨年の例になるが、作品の代金として受け取った小切手がたまたま不当たりをおこした為、面倒な手間、手数料がかかった。
松窪:我々は画廊とは違うわけで同じに考えられても困る。
中里:作品に事故があった場合はどうするのか?
下次:日本に作品を返送する場合は着払いにするのが良い。
中里:会員とJ会員が多摩美NYクラブ主催の展覧会に出品する場合の出品同意書のようなものを作ったらどうだろうか?
これから考えてみる。J会員等NY在住会員以外の展覧会参加基準、または出品同意書案を私が作成する.
松窪:それは良い考えだと思う。その同意書にサインした人が出品出来ることに賛成する。
六郎田:もしその内容に納得しない場合は出品しなければ良いと思う。

3)支部コン案
中里:現在、中里案と永野&渡辺案の2つがあるが、討議を始めると長くなるので今日はその概要の説明だけをしてほしい。
永野:私達の案は来年の7月から8月にかけてNYCoo画廊と隣のギャラリ−Sakikoを借り、日本の他の支部との合同展覧会を行う。
時期的に夏休みをいう事もあり日本から作品を持参出来る作家も出て来ると思うし、その時にメトロポリタン美術館めぐりや、
版画、彫刻ゼミを同時開催して、会員の親睦を高める事ができると思う。作品の大きさは一応30インチx30インチで、
沢山集まり過ぎた場合は2段がけもあり得る。只その際日本からの作品の出品料、搬入、搬出、保険、保証問題などいろいろ検討
すべき問題があるし、会場費の問題もあるのでこれはあくまで最終の支部コン案を作る為の叩き台にして欲しい。
中里:神奈川支部、広島支部、福岡支部の展覧会に我々は招待されているのでいつかはこちらも招待すべきと思っていた。
渡辺:それならその3つの支部からの出品料は免除ということにしても良いと思う。
下次:次に中里会長の案の説明をお願いします。
中里:これは来年の10月にMuseum Mile Mansionで行う企画で、出品者はニューヨーク近郊在住の5美大出身者とする。
多摩美の集まりが日本の他の美大の卒業生との交流に発展し、ニューヨークにおける日本人芸術家の活動を社会的にアピールする事を
目的とする。会場の制約で縦6から8フィート、横1フィートの板を支持体として絵画的、彫刻的、版画的な表現をすることにより、
参加芸術家各自の新たな方向性の探索の契機に寄与する事ができる。この高さは地下鉄に持って乗れるサイズとして考えた。
また横1フィートならかなりの作品が展示出来る。
  *次回の理事会までに会員は2つの支部コン案を検討しておく事。
  *中里会長が出品同意書を作り、次回の理事会で討議する事になった。

4)ウェブサイトギャラリー設立
中里:前回の理事会でウェブサイトギャラリー設立の案が出ましたが、その件に関して六郎田さんの友人から返答が来ました。
それを六郎田さんに説明してもらいます。
六郎田:前回の理事会で支部コン案の一つとしてウェブサイトギャラリ−はどうだろうかという案が出て日本在住の友人に
聞いてみた所,作家のプロフィール、画像などの全てのインフォメーションがあったとして、20万から30万円ぐらいで
出来るのではないかという返事がきました。
中里:その後その友人とはどのような話になっていますか?
六郎田:支部コン案として通り、賞金50万円が入った時に彼女にたのむわけで、結果が出てから叉話すことになっている。
ただし今回、もうすでに渡辺さんがHAFH展のために.Macのサイトでウェブギャラリーを設立させたのでそれでやって
いけるのではないか?
渡辺:今回の会期中にこのサイトを設立したのですが見ていただけましたか?費用もかからず簡単に作品を載せられるので
今後も使えると思う。今回は時間がなかったので作品名も作家名も入っていないがそれはこれから補充してゆく。
 *出席者のほとんどが見ていた。
下次:.Macのサイトは継続して作っていってもらいましょう。
越光:もしこのサイトを支部コン案として提案するのなら案を提出して欲しい。
 *これからもっとリサーチして煮詰めていってどのようなサイトが出来るかどうか検討する事で話はまとまった。

5)その他
松窪:今回の展覧会でYahooのメンバ−メールを出品者同士で使い非常に有効だったので、これを今後もゼミ等に
使っていきたいと思う。それで今回出品しなかった会員、J会員にもこれを公開したいと思うがどうでしょうか?
 *決議案:Yahooの今回のメンバーメールを会員、J会員に公開しても良いか?その場合、その件を会員、J会員に知らせ、
興味のある人は松窪氏迄連絡し、Yahooのメールにアクセス出来るようにする。
   賛成:8名 反対:無し これによってこの案は承認された。

6)次回理事会期日
11月1日水曜日6時からNYCooギャラリ−で行う。

Photo by Keico W

第3回HAFH展反省会
10月15日日曜日(搬出終了後6時45分から7時15分迄会場で行われた。)
出席者:久木田成樹、越光桂子、下次正一、谷川摩理亜、中里斉、永野みき、増永隆三、松窪英二、六郎田美樹、渡辺啓子
ゲスト:竹田澄子、ギャレイ梨奈、Rich Cornett(サポート会員)
秋晴れにめぐまれた3日間で沢山の人々が第3回HAFH展に訪れた。展覧会は大成功でした。
(1)入場者数3日間で1606人でした。10月13日オープニング5ー7時:150名、10月14日11時ー6時:750名
   10月15日11時−6時:706名
(2)作品の売り上げ
   ポンタさん(1点500ドル)、松窪さん(1点3000ドル)でその10%(合計350ドル)がNYクラブに寄付される。
(3)会期前、会期中、会期後のボランティアの主な内容

   展覧会の企画
   案内状の作成、印刷、出品者ヘの案内状の郵送
   J会員への案内状の発送
   新聞社などへの広報
   展覧会ポスターの作成、ポスター張り
   作品及び作家名のプレート作り
   会場の清掃、ペンキ塗り
   プレスリリース(英語、日本語)の作成
   オープニングの準備、ワイン、食料品などの買い出し
   オープニングでの接待、後片付け
   会場への案内ポスターの制作、ポスター貼り
   出品料、経費などの受け取り、収支決算、会計報告
   作品と作家の写真撮影
   展覧会をウェブで同時に紹介した
   入場者のカウント
   搬出、後片付け
   売却された作品の手渡し、換金
   J会員出品者への作品の返却、郵送など。

(4)来年への課題
1、案内状の中の会場の住所が不明確だった。次回からは市、州、郵便番号迄入れる事。(ニューヨークに住んでいる人でも
どこがD.U.M.B.O.と呼ばれる地域かわからない人もいるので住所は省かないで書く。)
2、作家名、作品名のプレートをもう少し大きくする。
3、作家のプロフィールを半ページぐらいの大きさに印刷し、作品の横に飾る。(これは全員が同じサイズで作ったほうが良い。)
4、作品内容、値段などを紙に印刷し会場に閲覧用としておいておく。
5、会期が始まる前に案内のポスターをもっと作る。
6、タイトルなどの英文に間違いがあったので、次回からは印刷する前に校正する事。
7、英文のタイトルをもう少し読み易く簡潔にする。
8、今回、TamaBi と明記したが、Tamabiにすること。
9、Tamabiの前にTokyoという言葉をいれる事によって多摩美がどこにあるのかより明確になったので、次回も続ける。
10、今回上田さんが制作したマンハッタンブリッジのポスタ−が非常に良かったので、次回もこのようなポスターを作ろう。
11、今回で3回目だが、来年も10月にアニアル展が出来るかどうか、そして実現する為にはどうすれば良いのか検討してゆく。

文責−永野