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    Kaiseki Series

 
 
 

懐石シリーズ

懐石は、かつて茶の湯の席で、茶をすすめる前に前に出された菜食でしたが、何世紀もの間に豪華な複数のコース料理を指すようになりました。コースに含まれる品数も、6品から14品以上のものまで様々です。四季を祝うだけでなく、それぞれの季節をさらに4つに分けて、それぞれの季節にふさわしい最も新鮮な野菜や魚など、旬の食材を取り上げます。料理も伝統的なものから、海外の料理の影響や新しい解釈を加えたよりコンテンポラリーなものまで多岐にわたります。懐石料理に使用される器も古式豊かなものから現代風のものまで、陶器、漆器、ガラスの器など、色とりどりです。人智を尽くしたご馳走といえるでしょう。

このシリーズでは、19世紀から20世紀初頭にアフリカで交易に使用されていたヴェネチア・ミレフィオーリやプルド・ビーズを、淡水真珠やコンテンポラリーなシード・ビーズと組み合わせて懐石の食材や料理のイメージを表現しました。私の作品から、先付け(前菜)、吸い物(第一椀)、八寸(季節の山海の幸の取り合わせ)、炊き合わせ(野菜の煮物)、椀物(第二椀)、しいざかな(お酒のつまみ)、酢の物、水物(デザート)を想像していただければ幸いです。

TOPPI (突飛) NYC - sumi nakazato -

 

   
 
 

 
 
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